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                『 新しいMRI装置について 』








                                       放射線科医長 三村文利


○ MRIとは
 Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像装置)の略称で、X線を用いずに磁石や電磁波を用いて人体の色々な断面を撮影し、体の中を見ることのできる画像診断装置です。
患者さんは磁場の発生した筒型の中に入っていただき、安静にしていただいている間に次々と画像を撮影していきます。撮影中には「コンコン」という音がしますが、この音は必要な断面を得るために加えられる傾斜磁場によるもので、ご心配は要りません。
検査によっては途中で短い時間、息を止めていただいたり、目的によっては造影剤を注射したりします。

○ CTと比べて
 MRIの長所として@放射線被曝がないA縦横斜めなど任意の断面が得られるB骨が邪魔をしないC組織コントラストが良いなど、短所としては@検査時間が長い(MRIは15分程度はかかる)Aペースメーカーの入っている方や閉所恐怖症の方にはできないBうるさいなどが挙げられます。

○ 当院のMR装置
 この3月にMR装置をPHILIPS社製Intera Achieva 1.5Tに更新しました。最新型最高ランクの機種です。以前のMR装置に比べますと検査時間が短くなる上に、非常にきれいな画像を得ることができ、格段に診断能が向上しました。また新たに心臓、乳房、前立腺などの臓器の精密精査や、頭部はもちろんのこと、頚部から体幹部、四肢の動脈狭窄病変などをチェックすることもできます。
四肢の血圧を測定する検査(ABIといいます)で異常のある方は動脈硬化が始まっていますので、MRA(MRを用いた血管撮影)をお受けになることをお薦めします。
また脳ドックで脳動脈瘤のスクリーニングも行なっておりますので、御希望の方はお申し込み下さい。

○ MRI検査を受けられる方へ
 本MR装置の静磁場強度は1.5テスラ(ちなみにピップエレキバンが0.08テスラぐらいです)という高い磁場を使用しています。磁力や電磁波は人体に影響がないとされていますが、体の中や体表に金属が入っておれば、熱をもつことがあり、またペースメーカーなどの精密装置には支障を来す可能性があります。
当院では患者さんの安全のためにMRI検査のための問診票を用意しておりますので、ご記入の上、主治医にお渡し下さい。また金属や磁気カードなどを検査室内に持ち込まれないようお願いします。

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